00年番町

  • 木遣保存会による木遣り奉納

  • 前年大総代の口上

  • 年番町から次年年番町へ年番札が送られる

歴代大総代


  • 平成29年 筑波:大谷 公一
  • 真心をこめて

    平成29年 年番町 筑波区
    大総代 大谷 公一

    本年の「熊谷うちわ祭」の大総代を務めます、年番町筑波区の大谷公一と申します。
     疫病退散、五穀豊穣、商売繁盛を祈願神事して始まった「熊谷うちわ祭」は、八坂神社の祭礼であり、京都八坂神社の「祇園祭」の流れを受け江戸中期(1750年頃)より始まったとされています。その後、八坂神社氏子、各町区の弛まぬ努力により年々盛大に発展し、「関東一の祇園」と謳われるまでになりました。本年も7月20日から22日の3日間、街中を熱気と興奮に包み込み、12ヶ町の山車・屋台が熊谷囃子を奏でながら勇壮な「叩き合い」を繰り広げ、暑く熱く盛大に開催されます。
     祭りとは、世代を超え、時代を超え、共に祈り、共に喜ぶ場面です。祭りを通して感動と郷土愛を醸成します。祭りを通してふるさと創生、経済の活性化につながればこんなに嬉しいことはありません。
    本年の基本理念は「真心をこめて」です。ふるさと熊谷にありがとうの感謝の気持ちを持ち、真心をこめて神様にご奉仕し、お祭りを執り行います。
    神事と神輿巡行、絢爛豪華な山車・屋台の巡行と叩き合いが見事に調和した熊谷うちわ祭をどうぞお楽しみください。
    うちわ祭関係者一同、皆様のお越しを心よりお待ち申し上げております。

  • 平成28年 第弐:棚澤 正行
  • 魅せる山車祭

    平成28年 年番町 第弐本町区(本三四)
    大総代 棚澤 正行

     「関東一の祇園」と謳われる八坂神社大祭「熊谷うちわ祭」七月二十・二十一・二十二日の三日間熱い熊谷で盛大に繰り広げられます。  近年「熊谷うちわ祭」の更なる発展を期して年々多彩な試みが行われております。「不易流行」を基本理念として祭に取り組んできました本三四「第弐本町区」は、山車祭一番手の町内として「魅せる山車祭」と題し皆様に大いに楽しんで頂きたく考えております。 熊谷うちわ祭の特徴は、何と言っても三太鼓囃子による他の山車祭りと比較しても飛びぬけて速いテンポでの賑やかな叩き方にあります。「曳っ合せ叩き合い」と呼ばれる各町内の叩き合いは伝統的な神事、神輿の巡幸に加えぜひご覧になって頂きたく思います。 初日、二十日夜は「初叩き合い」に熊谷駅前に十二ヶ町の山車・屋台が集結し盛大に各町自慢のお囃子を披露します。二日目、全国でも珍しい国道を堰き止めての山車巡行祭、夜になると全町集結しての叩き合いが祭を盛り上げます。最終日、昼は行宮祭が執り行われ、夜には全町が集結しての叩き合い年番送りを終えて山車屋台は各町内に戻ります。深夜静になったお祭り広場は八坂の神輿が、白丁の衣装に着替えた祇園会の皆様に担がれ各町を練り歩き還御着輿祭で幕を閉じます。 前年年番町第壱本町区「本壱弐」の思いを引き継ぎ、本年年番町第弐本町区「本三四」らしい「熊谷うちわ祭」を、熊谷市指定無形民俗文化財の名に恥じることなく、厳粛な神事・祭礼、そして華美雄壮な神輿・山車祭を行い、万全の準備、安全対策をもって、無事故で盛大に熊谷うちわ祭を催行し、精一杯お客様をお迎えさせていただきます。 神事と神輿巡幸、山車巡行が見事に融合している熊谷うちわ祭をどうぞお楽しみくださいませ。 うちわ祭関係者一同、皆様のお越しを心よりお待ち申し上げております。

  • 平成27年 第壱:石山 洋一
  • 魁~新たなうちわ祭レガシー(遺産)の創出

    平成27年 年番町 第壱本町区
    大総代 石山 洋一

    「関東一の祇園」と謳われる熊谷うちわ祭は、今年も七月二十日から二十二日の三日間、街中が熱気と興奮の中、各町十二台の山車・屋台が勇壮な「叩き合い」を繰り広げ、あつい熊谷の夏を盛大に彩ります。 祭りは八ケ町の持ち回りにより年番町を決め、その町内より大総代が選ばれ、祭りの全てを取り仕切って疫病退散・五穀豊穣・商売繁盛の祈願をいたします。今年は、「魁~新たなうちわ祭レガシー(遺産)の創出」をテーマに、祭りを通じてコミュニティの結束と地域経済の活性化を願い、町内一致団結して準備に取り組んで参りました。 また、宮司より「嚆矢中貫(こうしちゅうかん)」という言葉をいただきました。「嚆矢とは事の始まりに放つ矢であり、中貫とは事にあたり本物を貫き通す事、つまり建制順序一位である第壱本町区が魁たる式年祭りの初年度として立派な祭りを執行し次年に伝承するべし」との意味を持つものであります。 この言葉を心に刻み、しっかりとした神事及び祭礼、しっかりとした安全対策をもって、熊谷市指定無形民俗文化財の名に恥じることない祭りのほんものの魅力を新たなレガシー(遺産)として伝承して参ります。 祭関係者一同、精一杯お客様をお迎えさせていただきます。

  • 平成26年 仲町:八木橋宏貴
  • ふるさと再発見「祭りの力」

    平成26年 年番町 仲町区
    大総代 八木橋宏貴

    平成26年八坂神社大祭熊谷うちわ祭の大総代を仰せつかりました年番町仲町区の八木橋宏貴でございます。 「関東一の祇園」と言われる今年の熊谷うちわ祭は、7月20日(日)21日(月)22日(火)の3日間、街中が熱気と興奮に包まれ、盛大に実施されます。このうちわ祭は、八坂神社の祭礼であり、京都八坂神社「祇園まつり」の流れを受け、江戸時代中期(1750年頃)より現在の形態になったと文献に残されております。 祭りは、八ケ町の持ち回りにより年番区をきめ、その町内より大総代が選ばれ、その祭りの全てを取り仕切ることになります。また、祭りの趣旨は、疫病退散、五穀豊穣、商売繁盛の祈願神事であり、名前の由来は、当初夏祭りの期間中に各商店が買物客に赤飯をふるまったのが、その後手数のかかる赤飯からうちわをふるまうことに代わり、それが評判を呼んで「うちわ祭」という名称で親しまれるようになりました。 現在は、各町12台の山車・屋台が3日間に渡り勇壮な「叩き合い」を繰り広げ、あつい熊谷の夏を彩っております。 今年は、ふるさと再発見「祭りの力」をテーマとして掲げ、熊谷の魅力を全国に発信すると共に、祭りを通じて人と人、人と故郷とのつながりを改に見つめなおしてもらいたい、という思いのもとに一致団結して取り組んでおります。また、「殿師磐石(でんしばんじゃく)」(仲町区は建制順で八ケ町の殿(しんがり)にあたる為、〆をしっかりと努めるように。)を受け止め、熊谷市指定無形文化財の名に恥じることなく、精いっぱいお客様をお迎えさせて頂きますので、どうぞご期待下さいませ。 祭関係者一同、皆様のお越しを心よりお待ち申し上げております。

  • 平成25年 鎌倉:大澤 孝至
  • つなぐ感動・つなぐ感謝・つなぐ想い

    平成25年 年番町 鎌倉区
    大総代 大澤 孝至

    八坂神社大祭 熊谷うちわ祭は、7月20日〜22日の3日間実施される夏の大祭であり、疫病退散・商売繁盛・五穀豊穣を願い感謝する御祭りであります。
    昨年、平成24年3月30日付にて、熊谷市指定無形民俗文化財に指定されました。指定内容は、江戸中期から開始された祇園柱の設置を伴う祭礼行事、同期に開始された神輿渡御を中心とした祭礼行事、そして明治後期から開始された山車屋台の巡行行事で、これらの原形が現在においても残されていることであります。故に、これらの諸行事をしっかりと執り行って参る所存でございます。 宮司より「赤子粛粛」というお言葉を頂き、宮本である鎌倉區に相応しいお言葉となる様、「つなぐ」という思いを込めて、又宮本として恥ずることの無い様、祭礼行事、巡行行事を執り行って参ります。

  • 平成24年 荒川:岡本庄一郎
  • 「熊谷の暑さ」「おもてなしの篤さ」
      そして「祭りの熱さ」の伝承

    平成24年 年番町 荒川区
    大総代 岡 本 庄一郎

    熊谷うちわ祭は、私たち八坂神社氏子が天保年間に疫病退散、五穀豊穣、商売繁盛を祈願し始まったお祭りであります。先人達の知恵と努力により、祭りにかける熱い思いが脈々と引き継がれ、見事に発展してまいりました。それはまさ、遵故、日進、古くから培われてきた伝統と、永い歴史を誇るうちわ祭りの精神を、今我々がしっかりと伝承し、更なる発展を目指し、粉骨砕身努力する覚悟でございます。熊谷の「あつさ」は、我々熊谷人の日本一の誇りです。それは「熊谷の夏の暑さ」であり、「おもてなしの篤さ」、そして「祭りの熱さ」であります。我々は、その何よりの検証を、このうちわ祭りで表現し、新たな歴史の一ページを加えていきたいと思っております。うちわ祭りが無事故で、盛大に、そして楽しく挙行できますよう、全力で努めてまいる所存でございます。

  • 平成23年 弥生:上林  寛
  • 故郷への思い 家族への思い 明日への想い

    平成23年 年番町 彌生町区
    大総代  上 林  寛

    熊谷うちわ祭は、私たち八坂神社氏子が、疫病退散、五穀豊穣、商売繁盛を祈 願し始まった祭りであります。いま二百五十年余の時を経て、時代背景が違って も変わることのない祭りの心、それは鼓膜の奥から聞こえる神の心音ではないか と思います。祭りに集う様々な人々が華麗な表舞台を堪能し、奥で静かに奏でら れる音を心で感じ、故郷への思い、家族への思いを深めて、そして明日への想い を感じて一年を過す心の支えを培う三日間となりますよう努めてまいります。 また、本年の祭りは東日本大震災で起きた未曾有の辛苦を克服し、日本が元気 よく復活するためにも、熊谷うちわ祭関係者一同、被災地の復興を祈願すると共 に被災者への思いやりを失うことなく、熊谷うちわ祭を通して少しでも人々を勇 気づけ力となるよう、熊谷から元気、勇気明日への希望を発信するべく7月20 日からの熊谷うちわ祭を祭り関係者すべての皆様に「故郷への思い」「家族への 思い」「明日への想い」を感じて頂きながら「無事故で、盛大に」執行されるよ う全力で努めてまいります。

  • 平成22年 銀座:澁澤 良治
  • 「守りたい」「伝えたい」「残したい」

    平成22年 年番町 銀座区
    大総代 澁澤 良治

    平成22年度「熊谷うちわ祭り」大総代を仰せつかっております、年番町銀座区の澁澤良治と申します。 「関東一の祇園」八坂神社大祭熊谷うちわ祭を7月20日から22日まで、「日本一暑い熊谷」で「日本一熱く」開催致します。 熊谷うちわ祭りは、3日間、12台の絢爛豪華な山車・屋台が、各町内・市内を練り歩き、そして、各町の個性溢れるお囃子と相まって、勇壮な曳っ合せ叩き合いを繰り広げます。そして、250年あまりの伝統を守り、歴史を伝え、文化を残し、次の世代へ継いでいく事と共に、皆様に、熊谷うちわ祭の興奮と感動を伝えることができますよう、様々な出逢いとふれあいの場面を準備しております。熊谷の『日本一熱い夏』をご堪能頂ければと存じます。お祭り関係者一同、皆様のお越しを心よりお待ち申し上げております。

  • 平成21年 筑波:大久保和政
  • で・愛、ふれ・愛、熊谷(きょうど)愛

    平成21年 年番町 筑波区
    大総代 大久保和政

    平成21年度「熊谷うちわ祭」大総代を仰せつかっております、年番町筑波区の大久保和政と申します。 日本一暑い熊谷の夏が、そして厳粛な神事、華やかな山車・屋台、勇壮な曳っ合せ叩き合い等、「関東一の祇園」と言われる八坂神社大祭 熊谷うちわ祭がやってまいります。
    本年は「継ぎ(つなぎ)」を基本方針とし、祭りに集う人々の出会い・触れ合いを通して多くの感動と思い出を創れる場面を展開してまいります。より感動の多い祭りの3日間を準備しておりますので皆様のご支援を心よりお願い申し上げます。

  • 平成20年 第弐:重竹 淳一
  • 見て・観て・魅せて 熊谷うちわ祭

    平成20年 年番町 第弐本町区
    大総代 重竹 淳一

    梅雨明けとともに、熊谷の暑い夏がやってまいります。八坂神社大祭熊谷うちわ祭は、夏の到来を告げる熊谷最大の風物詩となりました。
    本年の年番町第弐本町区の戸隠山車の人形は、「天手力雄命-あめのたぢからおのみこと-」です。日本神話では、天の岩戸に隠れてしまった天照大神。その岩戸を開きこの世に光を取り戻した神様であります。閉塞したこの世の中が、うちわ祭を契機に、黎明のときを迎えますことを念じてやみません。 うちわ祭をそしてふるさと熊谷を愛する大勢の仲間とともに皆様をお待ちしております。宮神輿の巡幸、12台の山車、屋台、そしてそれを司る熊谷人(くまがやびと)の熱気、どうぞ三日間にわたる絢爛たる時代絵巻をご観覧いただき「関東一の祇園」に触れて、感じて、心を躍らせて下さい。

  • 平成19年 第壱:藤間 憲一
  • 神武創業

    平成19年 年番町 第壱本町区
    大総代 藤間 憲一

    平成19年度「熊谷うちわ祭」の大総代を仰せつかっております、藤間憲一と申します。今年も白南風とともにうちわ祭がやって来ます。厳粛な神事と勇壮な曳っ合せ叩き合いで年々盛大に行われ「関東一の祗園」といわれております。 本年は、より多くの感動場面の提供と、山車・屋台を携帯電話やパソコンにより位置検索できるGPSシステムの導入など、多くの改革を進めております。 より楽しく、より感動的な祭を準備しておりますので、皆様のご支援を心よりお願い申し上げます。

  • 平成18年 仲町:八木橋正隆
  • 平成17年 鎌倉:富岡  清
  • 平成16年 荒川:中條 育行
  • 平成15年 彌生:吉田 義捷
  • 平成14年 銀座:八木沢 幸
  • 平成13年 筑波:原田  徹
  • 平成12年 第弐:今井 徹雄
  • 平成11年 第壱:坂田 文義
  • 平成10年 仲町:八木橋宏純
  • 平成09年 鎌倉:新井 清武
  • 平成08年 荒川:刑部 久三
  • 平成07年 彌生:田中 博兼
  • 平成06年 銀座:小林 良司
  • 平成05年 筑波:前田  昇
  • 平成04年 第弐:松本 光弘
  • 平成03年 第壱:石山富士四郎
  • 平成02年 仲町:八木橋宏純
  • 平成01年 鎌倉:飛田  弘
  • 昭和63年 荒川:橋本 孔雄
  • 昭和62年 彌生:加藤 武治
  • 昭和61年 銀座:吉野 幸村
  • 昭和60年 筑波:大久保政一
  • 昭和59年 第弐:重竹 賢一
  • 昭和58年 第壱:稲葉 正雄
  • 昭和57年 仲町:八木橋宏純
  • 昭和56年 鎌倉:槇山 三善
  • 昭和55年 荒川:橋本 孔雄
  • 昭和54年 彌生:岡本 淳一
  • 昭和53年 銀座:森田 正雄
  • 昭和52年 筑波:松本安右衛門
  • 昭和51年 第弐:岡  正一
  • 昭和50年 第壱:房前  勲
  • 昭和49年 仲町:小林 茂二
  • 昭和48年 鎌倉:岩崎 守次
  • 昭和47年 荒川:海野 幸作
  • 昭和46年 彌生:友竹 芳晴
  • 昭和45年 銀座:西原米一郎
  • 昭和44年 筑波:黒田小源治
  • 昭和43年 第弐:今井 昌彦
  • 昭和42年 第壱:宇治勘之助
  • 昭和41年 仲町:八木橋本次郎
  • 昭和40年 鎌倉:加藤 正平
  • 昭和39年 荒川:柳沢 照明
  • 昭和38年 彌生:神山鉱二郎
  • 昭和37年 銀座:小林 一也
  • 昭和36年 筑波:矢野 泰助
  • 昭和35年 第弐:川上徳太郎
  • 昭和34年 第壱:小野万之助
  • 昭和33年 仲町:八木橋七郎
  • 昭和32年 鎌倉:岩崎 光一
年番町
第壱本町区、第弐本町区、筑波区、鎌倉区、仲町区の旧5ヶ町に、戦後の復興によって発展をみた弥生町区、銀座区、荒川区が加わり、全8ヶ町が交代で祭り全体を統括するようになる。毎年、この8つが持ち回り当番「年番」を受け持ち、次の祭り終了ますべての統括ごと、雑用ごとを引き受ける。現在のように12ヶ町の祭りになっても、変わらず8ヶ町で持ち回されている。
大総代
もとは「年番町」の総代長が祭りの総代を兼ねたものだが、町内だけでなく年々盛大になる祭り全体を一緒にまとめあげるのは大変なこと。昭和32年から総代長とは別に「大総代」を立てるようになり、毎年年番町より選出されている。
年番送り
趣味のいい歌舞伎調に仕立てられ、年番町、迎え年番町が舞台に上り、前年年番町の大総代による口上。厳かに「年番札」を送り渡す。次期大総代が舞台をひと回りした後、この札を高く正面に半身を向けて見得を切る。祭りの終盤、多くの見物客の前で行われ、祭りの1番の見どころとなっている。

01第壱本町区(本壱弐)

山 車【熊谷市指定有形民俗文化財】

  • 製作年: 明治31年
  • 制作費: 1,535円70銭
  • 制作者: 島野茂三郎(陣屋町)
  • 寸 法: H 4,800mm W 2,770mm L 4,550mm
  • 彫刻師:小林栄次郎(玉井)
  • 見送幕: 相剋龍虎
  • 人 形: 神武天皇
  • お囃子: お囃子を聞く
  • 関 連:第壱本町区祇園会

第弐本町区の山車を参考に、初めて地元熊谷で製作された山車として注目された。同様に御拝柱と床柱がズレているのが特徴。昭和43年に市の有形文化財に指定された。 囃子は山車の製作された明治31年より、岡部の岡下郷の住人たちがやってきて叩いていた。それが熊谷祇園囃子の始まりとされ、そのまま伝承されてきた。 ただし囃子会に女子は参加できない。 近年、平成11年と平成19年に山車の改修を行った。

02第弐本町区(本三四)

山 車【熊谷市指定有形民俗文化財】

  • 製作年: 天保/明治24年
  • 制作費: 500円(購入時)
  • 制作者: 
  • 寸 法: H 4,850mm W 2,800mm L 5,100mm
  • 彫刻師: 
  • 見送幕: 火焔太鼓と長鳴鳥
  • 人 形: 天手力男命(仲秀英作)
  • お囃子:お囃子を聞く
  • 関 連:第弐本町区祇園会

この戸隠人形の山車は、遠く天保年間の作とされ、人形は天手力男命。作者は名工の誉れ高い深川佐賀町の二代目仲秀英であります。 この山車は長く江戸天下祭に参加していましたが、明治二十四年、東京神田の紺屋さんが個人で所有していたものを、熊谷市中家堂の二代目主人中村藤吉を中心とした数名が世話人となり購入しました。伝えられる買取金額は五百円。米一石の価格が七円の時代の話でありその快挙は永く讃えられ続けています。 (参考「熊谷祇園祭稿」重竹賢一著)

03筑波区

山 車

  • 製作年: 昭和36年
  • 制作費: 2,500,000円
  • 制作者: 岡田屋 小林福三郎/篠笹直広(弥生町)
  • 寸 法: H 4,750mm W 2,770mm L 4,570mm
  • 彫刻師:野本民之助義明/福島光治
  • 見送幕: 青龍
  • 人 形: 日本武尊(米 福作)
  • お囃子: お囃子を聞く
  • 関 連:筑波区囃子保存会

初代山車は明治35年、鴻巣より購入し、大正5年、野本民之助義明の彫刻で2代目山車を製作、昭和35年まで使用する。現在のものは、昭和36年に新調したものである。また、筑波区の特徴はお囃子にあり、うちわ祭のお囃子の原型である三手鼓囃子を明治三十五年以降深谷の高島より伝授され、現在に引き継がれている。平成21年、年番を迎え山車の大改修を行った。

04銀座区

山 車

  • 製作年: 平成6年
  • 制作費: 3,200万円
  • 制作者: 松本房吉
  • 寸 法: H 4,950mm W 2,930mm L 5,000mm
  • 彫刻師:日光兼光
  • 見送幕: 桐に鳳凰
  • 人 形: 熊谷次郎直実公
  • お囃子: お囃子を聞く
  • 関 連:銀座区祇園会

銀座区では、大正13年に製作された屋台を使用していたが老朽化に伴い、平成6年、熊谷で唯一、重厚さを増す 裳階(もこし)を付けた現在の山車を新調する。同年、平安建都 千二百年記念「全国祇園祭山笠巡行」に招聘され、更に平成17年、江戸開府四百年記念で復活された「江戸天下祭」に再び、招聘の栄誉に与る。古の都大路、また首都東京・丸の内を直実公が、その勇姿を現し、大観衆の中威風堂々の巡行を果たす。熊谷うちわ祭・銀座区は、直実公と共に全国にその名を馳せたのであります。

05彌生町区

屋 台

  • 製作年: 大正13年
  • 制作費: 2,962円93銭
  • 制作者: 島野茂吉(宮町)
  • 寸 法: H 4,820mm W 2,880mm L 4,800mm
  • 彫刻師:内山良雲(埼玉)
  • 見送幕: 松に鶴、波に亀
  • お囃子: お囃子を聞く
  • 関 連:彌生町区祇園会

大正13年、彌生町百86戸・霞町25戸にて屋台を新調。島野茂吉が製作、しなやかな唐破風、均整のとれた優美な姿。名匠、内山良雲の美事な彫刻が屋台に栄える。表鬼板・素戔嗚尊、表懸魚・龍、裏鬼板・松に鶴、裏懸魚・波に親子亀、脇障子・天の岩戸開き一対、他に、柱、書院欄間、側回り欄間、勾欄、台輪などに多くを刻む。昭和21年、前年の空襲で焼け野原となった市街地を当町屋台が巡行。心に響いた祭囃子は市民の励みになり、希望を抱かせ復興の力となった。彌生町区有志の心意気。囃子は、当時、音色の人見と名高い藤沢村人見向在家(深谷)より伝承。昔は、芸妓衆が金棒先頭に手古舞い姿で木遣りの披露もしていた。

06荒川区

山 車

  • 製作年: 平成24年
  • 制作費: -
  • 制作者: 浅野太鼓楽器店
  • 設 計: 堀川晋輔
  • 寸 法: H 4,790mm W 2,900mm L 5,580mm
  • 彫刻師:北川毅
  • 見送幕: 双龍
  • 人 形: 大國主尊命
  • お囃子: お囃子を聞く
  • 関 連:荒川区祇園会

昭和22年制作の荒川区の屋台も老朽化し、今年新たに念願の「山車」が完成しました。制作は創業403年で「世界最古の打楽器店」として知られる㈱浅野太鼓楽器店。山車を制作したのは初めてだが、北川敦彫刻師はじめ、伝統文化加賀工芸の匠を結集した絢爛豪華な仕上がりは、まさに「動く芸術品」です。 記録に残っている最初の山車は『古事記』の垂仁天皇の条にある「青葉山」で、大國主を祀る庭として青葉で飾った山を造ったとあ ります。荒川区の山車は、この大國主尊をお祀りした「動くお社」です。

07伊勢町区

屋 台

  • 製作年: 昭和54年
  • 制作費: 600万円
  • 制作者: 若林松太郎
  • 寸 法: H 4,400mm W 2,500mm L 3,850mm
  • 彫刻師:神田洋三
  • 見送幕: 近藤広運の龍の絵
  • お囃子: お囃子を聞く
  • 関 連:伊勢町区祇園会

昭和10年製作の初代屋台を櫻町に寄贈。現在の屋台は町内の道路が狭く、狭い道路でも巡行出来るように作られている。懸魚(後方)に神を守護する四神の一つである玄武が飾られていることから、お囃子会を『玄武お囃子会』と称する。 見送りは幕ではなく額としてある。(社老 堀口熊五郎氏の提言による)

08鎌倉区

屋 台

  • 製作年: 昭和28年(二代目)
  • 制作費: 600,000円(当時)
  • 制作者: 岡田屋小林工務所/福島光治
  • 寸 法: H 4,820 W 2,880mm L 4,800mm
  • 彫刻師:内山良雲(埼玉)
  • 見送幕: 松と火炎太鼓
  • お囃子: お囃子を聞く
  • 関 連:鎌倉区祇園会

明治29年製作の山車(人形は素盞嗚尊)は、市中電線化に伴い、明治42年越生町の黒岩町に譲られました。その後、御大典記念(大正期)として八千代号(屋台)が製作されましたが、太平洋戦争にて焼失しました。昭和28年、現2代目八千代号が製作され、今日に至ります。

09仲町区

山 車

  • 製作年: 明治39年(初代)/昭和30年(現山車)
  • 制作費: -
  • 制作者: 岡田屋小林福三郎
  • 寸 法: H 4,700mm W 2,770mm L 4,900mm
  • 彫刻師:福島光治
  • 見送幕: 天女奏楽図
  • 人 形: 素戔嗚尊
  • お囃子: お囃子を聞く
  • 関 連:仲睦会

初代は花屋台を使用。後に妻沼町(当時)に譲渡。 昭和三十年に新しく山車を製作。当初は一層であったが、昭和56年新たに鉾を加え、二層式の山車として完成。現在に至る。二層幕の図柄は仲町のシンボルマークである揚羽蝶。

10櫻町区

屋 台

  • 製作年: 平成6年
  • 制作費: -
  • 制作者: 四分一作次郎/四分一昌宏
  • 寸 法: H 4,820mm W 2,880mm L 4,800mm
  • 彫刻師:四分一昌宏
  • 見送幕: 大樹の桜
  • お囃子: お囃子を聞く
  • 関 連:櫻町区祇園会

櫻町区内では、明治の初~中頃より御神輿が町内を練り歩いておりました。昭和30年代には仲町と合同で参加した時期もありましたが、40年代には分離して町内のみで祭りが行われていました。地元の子供達が、お囃子をするために近隣の町區へ参加していた状況を見ていた有志が中心となり、昭和54年に伊勢町區より譲り受けた屋台にて、うちわ祭に参加して現在に至っております。平成6年には、現在の屋台を新調しました。

11本石区

屋 台

  • 製作年: 昭和12年
  • 制作費:2,100円(当時)
  • 制作者: 大澤善太郎(本石)
  • 寸 法: H 4,950mm W 3,600mm L 5,000mm
  • 彫刻師:内山良雲(埼玉)
  • 見送幕: 唐獅子牡丹子落とし図
  • お囃子: お囃子を聞く
  • 関 連:本石区祇園会

彫り物においても名工内山良雲氏が疫病退散の祈りを込めて彫られ、唐獅子牡丹を基調とした屋台である。お囃子は深谷市藤沢より伝承し、今日に至っている。
上部:立体的な唐獅子が飾られている
下部:唐獅子牡丹が屋台を一周彫りめぐらされている

12石原区

屋 台

  • 製作年: 昭和12年
  • 制作費:4,780円(当時)
  • 制作者: 林松五郎/渡谷豊作
  • 寸 法: H 4,950mm W 3,100mm L 4,900mm
  • 彫刻師:小林義雄(玉井)
  • 見送幕: 鶴・亀
  • お囃子: お囃子を聞く
  • 関 連:石原区若連睦会

昭和12年に石原三丁目屋台として、総代2名の他41名の方々が建設委員となり新造。四方破風屋根を持ち、鬼板は八岐大蛇、各懸魚(ゲギョ)には四神(正面に青龍・後ろに白虎・左に朱雀・右に玄武)が施されている。石原自治会連合会の七人の自治会長の下に石原総代会より各年選出される総代長一名・総代四名と若連睦会60余名、町内に住む小学四年から高校生までの子若連と各自治会から選ばれた7名の祭事係、そして町内頭(鳶職)により運営されている。お囃子は、元々、深谷の小台より職人が来てお囃子をしていたものを地元の有志に引継がれ、昭和51年より若連睦会がお囃子を伝承している。

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